最近ちょくちょく考える「怒る」ということ。以前(6年ほど前)は納得のいかないことがあると腹を立てては、よくその人に対して気持ちをぶつけたりしていた。
でも最近になって怒るのがなんか難しくなった。「あの人はすぐ怒る」というイメージがつくのが嫌だったり、「感情を表に出すのはよくない」とか言われたり。大人になって色んな意見を聞きながらだんだん今の様な自分に変わっていった。
人から見下されている様に感じでも、明らかに失礼な態度や言動をとられても、なかなか怒ることができなくなった。腹は立つけど今の自分が未熟すぎて満足していないというのもあるし、これから見下されないような、失礼な態度や言動を取られない様な自分になればいいのだ。と落ち着かせることもある。
そして、そんな人とは極力付き合わない様にしようと決める。嫌なことを言われたりしても心の中で「いつかその人が困るだろう」と思いながら距離を置き出す。
でも、人に対して怒るってこんなだっけ? なんかもっと愛情のある様なものだった様な気がする。「どうして自分はこんな気持ちになったのか」「その人の悪かった言動や行動は何だったのか」を伝えてた様な気がする。今では絶対怒って伝えた方が良いことでも、もう何も言わなくなった。
これは自分のことを棚にあげているかもしれないけど、本気で怒れる人がいなくなったような気もする。言っても伝わらない様な気がする。怒った方が損をするような気がしてならない。昔には出来た “怒る” ということが、なぜか出来なくなった。
怒ることを“諦める”ことの方が多い。「もういいや」という気持ちになる。
自分なら悪いことをしたら許してもらえるまで謝るし、怒られて帰った日はすぐにその方に謝罪のメールを入れる。そんな誠意の見せ方みたいなのを出来ない人も多くなったような気がする。
怒ってくれる人は尊い人のはずなのに、反対に怒る人はうざいひと、付き合いたくない人。の様に思う人も多いのではないかと感じる。
SNSが普及して簡単に人に出会える様になったからこそ、簡単に人の縁を切るようになったのかな?
未成年でも素晴らしい人もいるし、大人になってもダメな人もいる。なんか人として弱くなったなー。
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