大人と子どものこころ

この世で生きていく中で、幸せな人と幸せと言えるには程遠いと思う人と様々な価値観が個人個人にあり、その幸せの充実度も人によって違っている。

生まれたばかりの子どもから、きっと3歳頃の子どもにおいては、この幸せだと感じることにそんなに大差はないと思う。

例えば、大人になると「食べているもの」や、「財布の中に入っているお金」や、「乗っている車」や、「家の大きさ」を他と比べて『劣っているから幸せではない』とか、『優っているから幸せだ』とか、秤によって幸せを感じる。

ここで述べた、大人が秤に掛けてしか感じられない幸せを、子どももそうかというとそうではない。

例え100円のおもちゃしか買えなくても、好きなのを買って良いと言われれば心がワクワクして幸せを感じる事ができる。

それは「子どもだから」とか、「世の中を知らないから」という話ではない。『秤にかけて比べていない』という理由でだけである。

大人であっても「朝目覚めることに」「空気が気持ち良いことに」「温かいごはんが食べれることに」「健康でいられることに」幸せを感じることは出来るはずで、それが出来ればどれだけの人が『自分は幸せだ』と思うことが出来るだろう。

大人の子どもも同じ人間で、大人はかつての子どもだった。幸せとは何か。あらためて自分自身に問いただすことが大切。

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