人の優しさに触れる

この間のセカオワのライブに行った時のことですが、ライブ会場となった熊本農業公園カントリーパークには通常であれば2000台あまりを収容する駐車場があるのですが、この日は駐車場が利用出来ないとのことでした。

僕達と同様に県外からくるお客さんにはかなり苦しい状況で、近くのコインパーキングを探すも徒歩45分の所が最寄りで既に満車。

近くのコンビニの駐車場に県外ナンバーの車が沢山停まっていた事から、お客さんの中にはこのコンビニに車を停めている人も恐らくいたと思います。

僕と嫁はこのコンビニに立ち寄って飲み物を買うことに、女子トイレが混雑していたこともあり、嫁が15分近く店内に並んでいました。

その間僕はコンビニの外で時間を潰すことにしました。そして他人事ではない自分の車の駐車場探しをしていました。

スマホを扱っている僕のところにおじちゃんがやってきて「今日は寒いね」と話しかけてきました。確かにこの日は寒く4月にもかかわらず真冬の服装をしてなければ、この野外ライブを乗り切ることが出来ないだろう。そう感じるほどでした。

2.3言葉を交わす中で、コンビニに停まっている県外ナンバーの車と、近くにコインパーキングがないか探していることを話しました。

するとおじちゃんが急に自分の車に帰っていったので、僕も嫁の戻りを車の中で待つことにして車に乗り込みました。

それから5分ほどすると先ほどのおじちゃんがやってきて「我が家に車を停めさせてあげるよ」と言ってくれました。

神様なのではないかと感動してお言葉に甘えることにしました。（会場から徒歩15分ほどのご自宅）車を駐車して「何時ころに戻ってくる？」と尋ねられたので「21時頃です」と伝えライブ会場に向かいました。

＊ライブの質や満足度は前回のブログを見ていただければ幸いです。

ライブが21時前に終わってその足でおじちゃんにせめてものお礼をと思い、おじちゃんと会ったコンビニまで30分ほど歩きお土産を買っておじちゃんの家に戻ると時間は21時30分になっていました。

お家が見えたころ、人影に気付き近づいていくとおじちゃんの奥様が僕たちが知らない土地で迷っていると思い途中まで迎えに来てくれていました。

その優しさに感動して、こんなに心優しい方がいらっしゃるんだなぁと思い、大したものではないのですが、お土産をお渡しさせて頂いたら逆に奥様からビニール袋を頂いて、「福岡までの帰りの車の中で食べて」とパンを2つ頂きました。

車も停めさせてくれた上にお迎えまで来て頂いた上にパンも頂いて、このご夫婦の優しさに感動しました。

びっくりするほどの優しさに触れた日でした。